ケルセチンの物性・薬理活性・毒性
Properties, Pharmacological Activities and Toxicities of Quercetin
- 出典:
- Thai Journal of Toxicology
- 2022
- 37 (2)
- 1–19
- DOI:
- ?
- 要旨:
- ケルセチンの薬理作用と毒性をまとめた総説。薬理作用に関しては、抗炎症作用・抗酸化作用・抗糖尿病作用・抗ウィルス作用・抗癌作用に章分けして、vitro実験および動物実験の論文を整理する。毒性に関しては、急性毒性・肝および腎毒性・副甲状腺過形成・炎症関連・体重制御・発癌・変異原性に章分けして、動物の用量漸増試験データを論ずる。いずれも1,000 mg/kgないし10,000 ppmのオーダーで毒性が出現する。