ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ルチンはイミダクロプリドとフィプロニルによる認知障害からミツバチを保護する

The flavonoid rutin protects against cognitive impairments by imidacloprid and fipronil

著作名:
Andre J. Riveros
Wulfila Gronenberg
出典:
Journal of Experimental Biology
2022
225
jeb.244526
DOI:
10.1242/jeb.244526
キーワード:
イミダクロプリド
フィプロニル
ミツバチ
学習障害
ルチン
動物実験
要旨:
作用機序の異なる神経毒性を有する殺虫剤であるイミダクロプリドとフィプロニルを、ミツバチに亜致死量となるように投与して、認知障害を惹起した。学習・記憶保持・意思決定速度を、嗅覚条件付け試験で評価した。その結果、殺虫剤は学習の獲得を損なったが、条件付き反応の保持や速度は損なわなかった。ルチンの投与は、殺虫剤による学習障害からミツバチを効果的に保護した。