ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

非小細胞肺癌にアポトーシスを誘導する養陰清肺湯の活性成分は、ケルセチンである

Quercetin is the Active Component of Yang-Yin-Qing-Fei-Tang to Induce Apoptosis in Non-Small Cell Lung Cancer

著作名:
Hong Li
Ling Tan
Jia-Wei Zhang
Hong Chen
Bing Liang
Ting Qiu
Qing-Song Li
Min Cai
Qi-Hui Zhang
出典:
The American Journal of Chinese Medicine
2019
47
879-893
DOI:
10.1142/S0192415X19500460
キーワード:
養陰清肺湯
非小細胞肺癌
ケルセチン
アポトーシス
マウス
動物実験
要旨:
養陰清肺湯を様々な溶媒で抽出し、抽出物の成分と非小細胞肺癌細胞の阻害活性との関係を比較した。その結果、活性成分をケルセチンと特定した。非小細胞肺癌細胞を移植したマウスモデルにケルセチンを投与すると、腫瘍組織の成長を阻害し、体重減少は認めなかった。ケルセチンはp53およびBaxの発現を促進し、Bax/Bcl-2比を増大して、腫瘍組織にアポトーシスを誘導した。