ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

臭素酸カリウムがラットに誘発した肝毒性の、タマネギもしくはケルセチンによる改善

Ameliorative Potential of Allium cepa or Quercetin on the Histology, Immunohistochemistry and Oxidative Stress Biomarkers Parameters Against Potassium Bromate-induced Hepatotoxicity in Adult Male Rats

要旨:
臭素酸カリウム30 mg/kgを投与したラットは、肝毒性が誘発された。血中のALT・AST・GGTが上昇し、肝組織の抗酸化物質(SOD・GST・GPx)活性が低下し、酸化ストレスの指標(マロンジアルデヒド・一酸化窒素)は上昇した。また、肝組織の病変とアポトーシスの進行が著しかった。しかし、ケルセチンを多く含むタマネギ抽出物150 mg/kgもしくはケルセチン50 mg/kgの共投与により、これらの異常を大幅に改善した。