食物性フラボノイドにおける、キサンチンオキシダーゼ(XO)阻害と癌の化学療法とのクロストーク: 包括的な最新情報
Crosstalk between xanthine oxidase (XO) inhibiting and cancer chemotherapeutic properties of comestible flavonoids- a comprehensive update
- 著作名:
- Sohanur Rahaman
- Afjalus Siraj
- Arman Islam
- Prayas Chakma Shanto
- Ordha Islam
- Amirul Islam
- Jesus Simal-Gandara
- 出典:
- The Journal of Nutritional Biochemistry
- 2022
- 110
- 109147
- DOI:
- 10.1016/j.jnutbio.2022.109147
- キーワード:
- 総説
- フラボノイド
- キサンチンオキシダーゼ
- 抗癌作用
- 作用機序
- 要旨:
- フラボノイドのキサンチンオキシダーゼ(XO)阻害作用と抗癌作用との関連に焦点を当てた総説。XOは尿酸の前駆体の合成に関与するため、痛風治療薬の創薬ターゲットであるが、癌とも深く関与する。アピゲニン・クリシン・ケンフェロール・ルテオリン・ケルセチン・ルチン・バイカリン・バイカレイン・ガランギン・ミリセチン・モリン・ジオスメチン・イソラムネチン・ヒペロシド・ゲニステインに章分けして、主にvitro研究における抗癌メカニズムを論じる。従って、XO阻害以外の抗癌作用に多くのスペースが割かれているが、必ずXOに関連する論文を各章の最初に取上げるのが特徴である。最後に、癌における臨床および前臨床研究を概説する。