ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

オキソン酸塩で刺激したマウスにおける、血中尿酸値および肝中キサンチン脱水素酵素とキサンチン酸化酵素の活性に対する、コノテガシワ抽出物とフラボノイド成分ケルセチンおよびルチンの効果

Effects of Biota orientalis extract and its flavonoid constituents, quercetin and rutin on serum uric acid levels in oxonate-induced mice and xanthine dehydrogenase and xanthine oxidase activities in mouse liver

要旨:
オキソン酸塩で惹起した高尿酸血症のモデルマウスに、コノテガシワ抽出物・ケルセチン・ルチンをそれぞれ投与した。100 mg/kgの用量にて、ケルセチンとルチンの効果は、コノテガシワ抽出物よりも良好に血中尿酸値を低減した。50 mg/kg以上のケルセチンの投与もしくは100 mg/kg以上のルチンの投与にて、血中尿酸値は正常なマウスと同等になった。ケルセチン・ルチンともに、肝中のキサンチン脱水素酵素とキサンチン酸化酵素(尿酸を合成する酵素)を阻害したが、ポジコンに使用した既存薬アロプリノールよりは弱い活性であった。