ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

新規な高水溶性ケルセチン配糖体の合成と評価

Biosynthesis and evaluation of a novel highly water-soluble quercetin glycoside derivative

著作名:
Jia-Nan Cao
Wen-Hui Wang
Yan-Jun Qu
Guo-Li Xue
Zhi-Yun Wei
Jia-Qi Liu
Hui-Ying Han
Sen Zhang
Ping Song
出典:
Journal of Asian Natural Products Research
2022
24
754-760
DOI:
10.1080/10286020.2021.1981875
キーワード:
ケルセチン配糖体
生体触媒
合成
水溶性
抗酸化作用
抗癌作用
要旨:
Bacillus amyloliquefaciens FJ18を生体触媒として用いて、ケルセチンの7位のフェノールに、6-O-スクシニルグルコースを結合させて、新規配糖誘導体を合成した。生成物の構造は、MSおよびNMRにて確認した。このケルセチン配糖体は、ケルセチンの1000倍の水溶性を有していた。ケルセチンおよび新規配糖体のDPPHラジカルの除去作用は、23.55と36.05 µMであった。新規配糖体の癌細胞(MCF-7およびHepG2)に対するIC50値は、39.45~63.38 µMであった。