ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

イソケルセチンはERK/2-Nrf2経路を活性化し、in vivoおよびin vitroで脳虚血再灌流傷害から保護する

Isoquercetin activates the ERK1/2-Nrf2 pathway and protects against cerebral ischemia-reperfusion injury in vivo and in vitro

要旨:
Vivo: ラットにイソケルセチンを投与して脳に虚血再灌流すると、非投与時と比べて、神経不全の改善と梗塞部分の縮小が顕著であった。Vitro: ラットの海馬の神経細胞にイソケルセチンを添加すると、酸素-グルコース欠乏/再潅流時のアポトーシスを抑制した。イソケルセチンは、核因子赤血球2関連因子2を上方調節して、ERK1/2へのリン酸化を促すことで、神経細胞を酸化的損傷から保護した。