O-メチル化されたイソラムネチンは、NF-κBの活性化を阻害して急性炎症を予防する
O-methylated flavonol isorhamnetin prevents acute inflammation through blocking of NF-κB activation
- 著作名:
- Ji Hye Yang
- Sang Chan Kim
- Bo Yeon Shin
- So Hee Jin
- Mi Jeong Jo
- Kyung Hwan Jegal
- Young Woo Kim
- Jong Rok Lee
- Sae Kwang Ku
- Il Je Cho
- Sung Hwan Ki
- 出典:
- Food and Chemical Toxicology
- 2013
- 59
- 369-372
- DOI:
- 10.1016/j.fct.2013.05.049
- 要旨:
- Vivo: カラギーナンで足のむくみを惹起したラットにイソラムネチンを投与すると、腫れ部分の量と厚さを顕著に改善した。イソラムネチンは、ラットの炎症性細胞の浸潤を抑制し、炎症に関連する遺伝子の発現を大幅に減少した。Vitro: 予めイソラムネチンで処理したマクロファージは、リポ多糖によるiNOSの発現とNOの放出が、大幅に抑制された。NF-κBとAP-1の活性化がiNOSの発現の鍵であるが、イソラムネチンは、NF-κBの核移行を抑制した。NF-κBの標的遺伝子であるTNF-α・IL-1β・IL-6の発現も、イソラムネチンが阻害した。