イソラムネチンが非小細胞肺癌細胞に誘導するミトコンドリア依存性アポトーシスは、オートファジー阻害が促進する
Autophagy inhibition enhances isorhamnetin‑induced mitochondria‑dependent apoptosis in non‑small cell lung cancer cells
- 出典:
- Molecular Medicine Reports
- 2015
- 12
- 5796-5806
- DOI:
- 10.3892/mmr.2015.4148
- 要旨:
- ヒト由来非小細胞肺癌細胞株A549にイソラムネチンを作用すると、増殖とコロニー形成を顕著に抑制した。同時にイソラムネチンは、時間および用量依存的にA549のアポトーシスを促進した。このアポトーシスは、ミトコンドリア膜電位の変化・シトクロムcの放出・カスパーゼの活性化が伴った。オートファジー阻害剤である3-メチルアデニンを共投与すると、イソラムネチンが誘導するオートファジーを阻害する一方で、アポトーシスは増強した。