ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ブロイラーの成長・免疫・腸バリア・抗酸化能にルチンが及ぼす影響

Effects of different levels of rutin on growth performance, immunity, intestinal barrier and antioxidant capacity of broilers

著作名:
Shun Chen
Huijuan Liu
Jiaqi Zhang
Binbin Zhoua
Su Zhuang
Xiaofang He
Tian Wang
Chao Wang
出典:
Italian Journal of Animal Science
2022
21
1390-1401
DOI:
10.1080/1828051X.2022.2116732
キーワード:
ブロイラー
ルチン
成長
免疫
腸バリア
抗酸化作用
動物実験
要旨:
ブロイラーの雛を4群に分け、生後1~42日の間、ルチンを0, 250, 500, 1000 mg/kgの各濃度になるように添加した餌で飼育した。生後21および42日後の両方で、500 mg群は他3群と比べて有意な体重・摂餌量・飼料換算率(ブロイラーの体重あたりに要した飼料の量)を示した。小腸粘膜の絨毛(微小な突起物)の高さ・幅・深さ・表面積も、500 mg群が他3群と比べて有意に大きく、腸バリアに関連する遺伝子の発現にも同様に500 mg群の有意性が見られた。一方、血中の免疫グロブリンは1000 mg群が最も高かった。抗酸化能の諸指標(SOD・カタラーゼ・GPx・総抗酸化能・マロンジアルデヒド)は、500 mg群と1000 mg群が優れていた。