エンドスルファンに暴露したラットに対するケルセチンの精巣保護作用とそのメカニズム
Possible mechanisms involved in the testicular-protective property of quercetin in rats exposed to endosulfan toxicity
- 著作名:
- Oyovwi O. Mega
- Ben-Azu Benneth
- Tesi P. Edesiri
- Rotu A. Rume
- Emojevwe Victor
- Rotu A. Rotu
- Bright Onome Oghenetega
- Ejime Agbonifo-Chijiokwu
- Nwangwan E. Kingsley
- Udi O. Andrew
- Olusegun G. Adebayo
- 出典:
- Pesticide Biochemistry and Physiology
- 2022
- 188
- 105224
- DOI:
- 10.1016/j.pestbp.2022.105224
- 要旨:
- 塩素系殺虫剤エンドスルファン5 mg/kgを4週間投与するマウスを2群に分け、片方は後半の3~4週目にケルセチン20 mg/kgを共投与した。ケルセチンは、卵胞刺激ホルモン・黄体形成ホルモン・テストステロン・アセチルコリンエステラーゼをを増加し、エンドスルファンがもたらした膜完全性の悪化・カスパーゼ-3の増加・Bcl-2の減少を改善した。エンドスルファンは精巣組織に酸化ストレスを与え、マロンジアルデヒド・一酸化窒素・ペルオキシ亜硝酸塩・ヌクレオシドの酸化体を上昇したが、ケルセチンは低減した。同様にケルセチンは、エンドスルファンによる精巣の炎症も軽減して、MPO・TNF-α・IL-1βが減少した。