ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

象牙質の浸食に対するヘキサメタリン酸ナトリウムとケルセチンの効果

Effect of sodium hexametaphosphate and quercetin, associated or not with fluoride, on dentin erosion in vitro

要旨:
象牙質の浸食に対する、フッ化ナトリウム・ヘキサメタリン酸ナトリウム・ケルセチンの組合せ効果を検証した。象牙質は、各被検体溶液による1分間の処置を1日2回受け、浸食攻撃は1日4回行われた。5日間後に象牙質の喪失と硬度を評価した。3種の組合せは、それぞれの単独処置や2種の組合せと比較して、浸食が最も少なく、表面から5~30 μmの領域にて最高の硬度であった。ケルセチンの単独処置(77%阻害)を除き、全ての処置条件でMMP-2を完全に阻害した。