ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンはNrf2依存性のフェロトーシスを阻害して、カイニン酸が誘発したてんかんの発作を緩和する

Quercetin alleviates kainic acid-induced seizure by inhibiting the Nrf2-mediated ferroptosis pathway

要旨:
てんかんのモデルマウスに予めケルセチンを投与すると、カイニン酸による発作と認知障害を軽減した。グルタミン酸による海馬の神経細胞HT22の細胞死にも、ケルセチンは保護作用を発揮した。これらのvivoおよびvitro実験に共通するのは、Nrf2依存性のフェロトーシスであり、ケルセチンが阻害した。HT22のバイオインフォマティクス解析の結果、ケルセチンの挙動において、SIRT1/Nrf2/SLC7A11/GPX4経路が鍵であった。