ケルセチンはNrf2依存性のフェロトーシスを阻害して、カイニン酸が誘発したてんかんの発作を緩和する
Quercetin alleviates kainic acid-induced seizure by inhibiting the Nrf2-mediated ferroptosis pathway
- 著作名:
- Ruijin Xie
- Wenjing Zhao
- Scott Lowe
- Rachel Bentley
- Guoqin Hu
- Huiya Mei
- Xiaofan Jiang
- Chenyu Sun
- Yu Wu
- Yueying liu
- 出典:
- Free Radical Biology and Medicine
- 2022
- 191
- 212-226
- DOI:
- 10.1016/j.freeradbiomed.2022.09.001
- 要旨:
- てんかんのモデルマウスに予めケルセチンを投与すると、カイニン酸による発作と認知障害を軽減した。グルタミン酸による海馬の神経細胞HT22の細胞死にも、ケルセチンは保護作用を発揮した。これらのvivoおよびvitro実験に共通するのは、Nrf2依存性のフェロトーシスであり、ケルセチンが阻害した。HT22のバイオインフォマティクス解析の結果、ケルセチンの挙動において、SIRT1/Nrf2/SLC7A11/GPX4経路が鍵であった。