ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

韃靼そばのフラボノイドは、糖尿病モデルマウスの結腸の病変を改善し、腸内細菌叢を調節する

Tartary Buckwheat Flavonoids Improve Colon Lesions and Modulate Gut Microbiota Composition in Diabetic Mice

著作名:
Wenwen Cheng
Cifeng Cai
Ivan Kreft
Tamara Lah Turnšek
Mingyan Zu
Yongping Hu
Meiliang Zhou
Zhiyong Liao
出典:
Evidence-Based Complementary and Alternative Medicine
2022
2022
4524444
DOI:
10.1155/2022/4524444
キーワード:
糖尿病
マウス
韃靼そば
ルチン
ケルセチン
血糖値
腸保護
腸内細菌叢
動物実験
要旨:
糖尿病モデルマウスに、韃靼そば抽出物(ルチン: 80.67%、ケルセチン: 3.33%)を投与した。韃靼そばのフラボノイドは用量依存的に、血糖値を下げ、体重を増やし、血中の総コレステロール・LDL・HDL・中性脂肪・インスリンの各値を正常に近づけた。さらに韃靼そばは、糖尿病で併発した腸の病変を大幅に改善した。同時にファーミキューテス門とバクテロイデス門の比率を正常化して、糖尿病で乱れた腸内細菌叢も改善した。なお、実験にはI型とII型の糖尿病モデルを使用し、韃靼そば抽出物の効果は両方で認めた。