ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンはヒトHL-60細胞にてカスパーゼ-3を活性化し、Bcl-2およびCOX-2経路を調節してアポトーシスを誘導する

Quercetin induces apoptosis by activating caspase-3 and regulating Bcl-2 and cyclooxygenase-2 pathways in human HL-60 cells

著作名:
Guomin Niu
Songmei Yin
Shuangfeng Xie
Yiqing Li
Danian Nie
Liping Ma
Xiuju Wang
Yudan Wu
出典:
Acta Biochimica et Biophysica Sinica
2011
43
30–37
DOI:
10.1093/abbs/gmq107
キーワード:
ケルセチン
白血病
HL-60
アポトーシス
COX-2
要旨:
ケルセチンは濃度および時間依存的に、ヒト由来急性白血病細胞株HL-60の増殖を阻害した。ケルセチンは、カスパーゼ-3およびBaxの発現を上方調節し、Bcl-2の発現は下方調節して、ミトコンドリア依存性アポトーシスを誘導した。ケルセチンはまた、mRNAと蛋白質の両方のレベルでCOX-2の発現を阻害した。