ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

超低周波磁界(ELF-MF)はBcl-2ファミリー蛋白質の発現を調節して、ケルセチンがK562細胞に誘導したアポトーシスを軽減する

ELF-MF attenuates quercetin-induced apoptosis in K562 cells through modulating the expression of Bcl-2 family proteins

著作名:
Fabrizia Brisdelli
Francesca Bennato
Argante Bozzi
Benedetta Cinque
Fabrizio Mancini
Roberto Iorio
出典:
Molecular and Cellular Biochemistry
2014
397
33–43
DOI:
10.1007/s11010-014-2169-1
キーワード:
超低周波磁界
慢性骨髄性白血病
K562
ケルセチン
Bcl-2
HSP70
要旨:
ヒト由来慢性骨髄性白血病細胞株K562に、各種抗癌剤(ビンブラスチン・エトポシド・ケルセチン・レスベラトロール)を作用させ、超低周波磁界(1 mT, 50 Hz)に晒した。他3剤の効果には影響を与えなかったが、超低周波磁界はケルセチンの抗増殖作用を低減した。超低周波磁界の暴露を24時間継続すると、Bcl-2とHSP70の発現が増加した。