白血病におけるケルセチンの標的は複数存在する
Multitarget Effects of Quercetin in Leukemia
- 著作名:
- Victor Maso
- Andrana Karla Calgarotto
- Gilberto Carlos Franchi Jr.
- Alexandre Eduardo Nowill
- Paulo Latuf Filho
- Jose Vassallo
- Sara Teresinha Olalla Saad
- 出典:
- Cancer Prevention Research
- 2014
- 7
- 1240–1250
- DOI:
- 10.1158/1940-6207.CAPR-13-0383
- 要旨:
- Vitro: ヒト由来白血病細胞株P39にケルセチンを作用すると、Bcl-2を下方調節し、Baxは上方調節してアポトーシスを誘導した。ケルセチンはまた、CDK類とサイクリン類を減少し、p21とp27 の発現は増加して、細胞周期のG1期を停止した。さらに、ケルセチンの作用として、P39内にオートファゴソームの形成も認めた。Vivo: P39を移植したマウスモデルにケルセチンを投与すると、腫瘍組織の成長を顕著に阻害した。