ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンはアポトーシス誘導を介して、結腸直腸ー肺転移を阻害する

Inhibitory effect of quercetin on colorectal lung metastasis through inducing apoptosis, and suppression of metastatic ability

要旨:
Vitro: ケルセチンは、ヒト由来結腸直腸癌細胞株CT-26にアポトーシスを誘導した。上皮間葉転換のマーカー(カドヘリン類・β-カテニン・Snail)の発現は、ケルセチンが調節した。ケルセチンはまた、MMP類およびTIMP類の発現を阻害して、CT-26の遊走と浸潤を抑制した。Vivo: ケルセチンによるCT-26の肺転移阻害効果は、マウスを用いる肺転移モデルにて実証した。