ケルセチンはアポトーシス誘導を介して、結腸直腸ー肺転移を阻害する
Inhibitory effect of quercetin on colorectal lung metastasis through inducing apoptosis, and suppression of metastatic ability
- 著作名:
- Ji-Ye Kee
- Yo-Han Han
- Dae-Seung Kim
- Jeong-Geon Mun
- Jinbong Park
- Mi-Young Jeong
- Jae-Young Um
- Seung-Heon Hong
- 出典:
- Phytomedicine
- 2016
- 23
- 1680-1690
- DOI:
- 10.1016/j.phymed.2016.09.011
- 要旨:
- Vitro: ケルセチンは、ヒト由来結腸直腸癌細胞株CT-26にアポトーシスを誘導した。上皮間葉転換のマーカー(カドヘリン類・β-カテニン・Snail)の発現は、ケルセチンが調節した。ケルセチンはまた、MMP類およびTIMP類の発現を阻害して、CT-26の遊走と浸潤を抑制した。Vivo: ケルセチンによるCT-26の肺転移阻害効果は、マウスを用いる肺転移モデルにて実証した。