ケルセチンおよびカフェ酸で処置したマイコバクテリウム属の、プロテオーム解析とホスホプロテオーム解析の比較
Comparative proteomic and phosphoproteomic analysis of Mycobacteria treated with flavonoid quercetin and non-flavonoid caffeic acid
- 出典:
- International Journal of Mass Spectrometry
- 2022
- 482
- 116934
- DOI:
- 10.1016/j.ijms.2022.116934
- 要旨:
- 非病原性のスメグマ菌をモデルに用いて、マイコバクテリウム属(結核菌が代表例)のプロテオームに対するポリフェノールの影響を調べた。ケルセチンもしくはカフェ酸を作用すると、マイコバクテリウム属の転写調節因子と病原性因子に影響を与えた。特にケルセチンは、セリン/スレオニン-プロテインキナーゼのリン酸化を阻害した。