ケルセチンは標的蛋白質および関連遺伝子と相互作用して、ウィルス感染を軽減する
Quercetin attenuates viral infections by interacting with target proteins and linked genes in chemicobiological models
- 出典:
- In Silico Pharmacology
- 2022
- 10
- 17
- DOI:
- 10.1007/s40203-022-00132-2
- 要旨:
- C型肝炎ウィルス・II型デング熱ウィルス・エボラウィルス・A型インフルエンザウィルスに対するケルセチンの有用性を、分子ドッキングで検証した。各標的蛋白質とケルセチンとの結合エネルギーは、以下の通りに予測した。C型肝炎ウィルスのNS5A蛋白質: –6.268 kcal/mol、II型デング熱ウィルスのNS5蛋白質: –5.393 kcal/mol、エボラウィルスのVP35蛋白質: –4.524 kcal/mol、A型インフルエンザウィルスのNP蛋白質: –6.954 kcal/mol。また、ネットワーク薬理学にて、ケルセチンと相互作用する関連遺伝子の上位10種を特定した。