ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンは標的蛋白質および関連遺伝子と相互作用して、ウィルス感染を軽減する

Quercetin attenuates viral infections by interacting with target proteins and linked genes in chemicobiological models

要旨:
C型肝炎ウィルス・II型デング熱ウィルス・エボラウィルス・A型インフルエンザウィルスに対するケルセチンの有用性を、分子ドッキングで検証した。各標的蛋白質とケルセチンとの結合エネルギーは、以下の通りに予測した。C型肝炎ウィルスのNS5A蛋白質: –6.268 kcal/mol、II型デング熱ウィルスのNS5蛋白質: –5.393 kcal/mol、エボラウィルスのVP35蛋白質: –4.524 kcal/mol、A型インフルエンザウィルスのNP蛋白質: –6.954 kcal/mol。また、ネットワーク薬理学にて、ケルセチンと相互作用する関連遺伝子の上位10種を特定した。