ケルセチンを経口送達するための表面修飾ビロソームの開発: 最適化・特性評価・抗酸化作用・抗菌活性・細胞毒性
Development of surface modified bilosomes for the oral delivery of quercetin: optimization, characterization in-vitro antioxidant, antimicrobial, and cytotoxicity study
- 著作名:
- Nabil K. Alruwaili
- Ameeduzzafar Zafar
- Omar Awad Alsaidan
- Mohd Yasir
- Ehab M. Mostafa
- Sultan F. Alnomasy
- Alenazy Rawaf
- Ali Alquraini
- Fadhel A. Alomar
- 出典:
- Drug Delivery
- 2022
- 29
- 3035-3050
- DOI:
- 10.1080/10717544.2022.2122634
- 要旨:
- 粒径が143.51 nmでゼータ電位が−15.4 mVの、ケルセチンのビロソームを新規に得た。物性改良のキーは、キトサンによる表面修飾であった。24時間以内のケルセチンの放出率は、86.62±3.23%であった。ビロソームの流動性はフリーのケルセチンと比べて4.2倍に向上し、抗酸化活性は測定した全ての濃度で有意であった(P<0.05)。ヒト由来乳癌細胞株MCF-7およびMDA-MB-231に対する細胞毒性は、フリーのケルセチンの1.61倍および1.44倍であった。また、黄色ブドウ球菌と大腸菌に対しても、ビロソームはケルセチンより高い抗菌活性を示した。