ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

カイニン酸に起因するラットの発作はルチンが防ぐ: グルタミン酸のレベル・炎症・ニューロン損失の調節

Rutin prevents seizures in kainic acid-treated rats: evidence of glutamate levels, inflammation and neuronal loss modulation

著作名:
Anna Chang
Yi Chang
Su-Jane Wang
出典:
Food & Function
2022
13
10401-10414
DOI:
10.1039/D2FO01490D
キーワード:
ラット
ルチン
カイニン酸
発作
グルタミン酸
抗炎症作用
動物実験
要旨:
予めルチンを投与したラットは、カイニン酸で惹起した発作が軽減され、海馬における神経細胞の損失とグルタミン酸の上昇が抑制された。ルチンは、グルタミナーゼとGluN2Bを減少し、興奮性アミノ酸トランスポーター(EAATs)・グルタミン合成酵素・GluA1・GluA2・GluN2Aは増大した。ルチンの前処置はまた、星状膠細胞の活性化を抑制し、炎症誘導物質(IL-1β・IL-6・TNF-α・HMGB1・TLR-4・IL-1受容体)の発現を下方調節し、抗炎症誘導物質IL-10の発現は上方調節した。