ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

アスピリンとケルセチンとの組合せはNLRP3インフラマソームを介して、リポ多糖がラットに誘発した妊娠高血圧腎症様の障害を軽減する

Quercetin Supplement to Aspirin Attenuates Lipopolysaccharide-Induced Pre-eclampsia-Like Impairments in Rats Through the NLRP3 Inflammasome

要旨:
妊娠したラットにリポ多糖を静脈注射して、妊娠高血圧腎症のような症状を惹起する動物モデルを確立した。ケルセチンとアスピリンとの組合せを投与すると、それぞれの単独処置時と比べて顕著に、収縮期血圧と蛋白尿を低下した。組合せはまた、胎盤中のカスパーゼ-1およびNLRP3インフラマソームのレベルを低減した。アスピリンは妊娠高血圧腎症の有効な治療薬であるが、ケルセチンの追加は薬効を増強することが示された。