モリンとイソケルシトリンはシグナル伝達経路を調節し、ミトコンドリアの生合成を刺激して、虚血性神経損傷から保護する
Morin and isoquercitrin protect against ischemic neuronal injury by modulating signaling pathways and stimulating mitochondrial biogenesis
- 出典:
- Nutritional Neuroscience
- 2023
- 26
- 796-806
- DOI:
- 10.1080/1028415X.2022.2094855
- 要旨:
- 海馬の神経細胞HT22をヨード酢酸で刺激して、虚血性神経損傷の特徴であるエネルギー枯渇をシミュレーションした。モリンとイソケルシトリンを作用させると、ヨード酢酸の毒性に有意な神経保護効果を示し、ミトコンドリア複合体の活性を促進した。モリンとイソケルシトリンは、ヨード酢酸がもたらしたERKのリン酸化を抑止し、ストレス性物質であるJNKとp38の活性化を阻害し、mTORとp70の脱リン酸化も抑制した。