ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

加齢関連疾患の治療におけるケルセチン: 有望なメカニズムとしてのSIRT1

Therapeutic application of quercetin in aging-related diseases: SIRT1 as a potential mechanism

著作名:
Zhifu Cui
Xingtao Zhao
Felix Kwame Amevor
Xiaxia Du
Yan Wang
Diyan Li
Gang Shu
Yaofu Tian
Xiaoling Zhao
出典:
Frontiers in Immunology
2022
13
943321
DOI:
10.3389/fimmu.2022.943321
キーワード:
総説
ケルセチン
加齢関連疾患
SIRT1
要旨:
ケルセチンによるSIRT1の活性化が、加齢関連疾患の治療への可能性を論じた総説。大分類として、神経変性疾患・骨粗鬆症・循環器疾患・糖尿病に章分けし、神経変性疾患はアルツハイマー病・パーキンソン病・ハンチントン病・うつ病に小分類した。また循環器疾患は、心筋梗塞および心筋虚血再灌流・動脈硬化に細分した。それぞれの疾患の動物モデルにおけるケルセチンの薬効を報告した論文を整理して、作用メカニズムを論じた。登場するSIRT1が関連するシグナル伝達は、酸化ストレス・炎症応答・ミトコンドリアの損傷・オートファジーを調節する。