イソラムネチンはNF-κBを不活性化し、TLR4経路を遮断し、活性酸素種の生成を減少して、リポ多糖がBV2ミクログリアに誘発した炎症応答を軽減する
Isorhamnetin alleviates lipopolysaccharide-induced inflammatory responses in BV2 microglia by inactivating NF-κB, blocking the TLR4 pathway and reducing ROS generation
- 著作名:
- Shin Young Kim
- Cheng‑Yun Jin
- Cheol Hong Kim
- Young Hyun Yoo
- Sung Hyun Choi
- Gi‑Young Kim
- Hyun Min Yoon
- Hwan Tae Park
- Yung Hyun Choi
- 出典:
- International Journal of Molecular Medicine
- 2019
- 43
- 682-692
- DOI:
- 10.3892/ijmm.2018.3993
- 要旨:
- ミクログリアBV-2細胞をリポ多糖で刺激した際の炎症応答は、イソラムネチンが阻害した。イソラムネチンは、NO合成酵素とシクロオキシゲナーゼ-2の発現を阻害して、炎症誘導性物質NOおよびプロスタグランジンE2の産出を抑制した。また、炎症誘導性サイトカインTNF-α・IL-1βの発現も抑制した。メカニズムとして、イソラムネチンによるNF-κBパスウェイの阻害と、リポ多糖が活性化するTLR4の抑制が挙げられる。