マラチオンおよびルチンを投与したラットの肺組織における、メタロプロテアーゼ・酸化ストレス・アポトーシス
Evaluation of the Levels of Metalloproteinases as well as Markers of Oxidative Stress and Apoptosis in Lung Tissues After Malathion and Rutin Administrations to Rats
- 出典:
- Turkish Journal of Nature and Science
- 2022
- 11
- 51 - 57
- DOI:
- 10.46810/tdfd.1132497
- 要旨:
- 有機リン系殺虫剤マラチオンで惹起したラットの肺損傷を、ルチンが効果的に改善した。マラチオンの投与で上昇したマロンジアルデヒドは、ルチンの投与で減少した。マラチオンは Nrf2とHO-1をコードするmRNAの発現を抑止し、GSHを減少したが、その後のルチンの投与で正常に近づいた。マラチオンはメタロプロテアーゼ(MMP-2および9)を上方調節し、カスパーゼ-3を上昇して肺組織のアポトーシスを促進したが、ルチンはいずれも抑制した。