限局性脳虚血およびグルタミン酸が誘発した神経細胞の損傷にて、ケルセチンはチオレドキシン発現の減少を軽減する
Quercetin Attenuates Decrease of Thioredoxin Expression Following Focal Cerebral Ischemia and Glutamate-induced Neuronal Cell Damage
- 出典:
- Neuroscience
- 2020
- 428
- 38-49
- DOI:
- 10.1016/j.neuroscience.2019.11.043
- 要旨:
- ラットに中大脳動脈閉塞再灌流(MCAO)を施すと、脳がむくみ皮質に傷害をもたらすが、予めケルセチンを投与すると防止できる。MCAOによりチオレドキシンの発現が減少するが、ケルセチンはこれを正常化した。また、チオレドキシンとASK1との相互作用はMCAOで減少したが、ケルセチンが修復した。