ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ヒト由来乳癌・肺癌・前立腺癌細胞株における、DNAの損傷と修復遺伝子の発現に対するケルセチンとチモキノンの調節効果

The modulatory effects of two bioflavonoids, quercetin and thymoquinone on the expression levels of DNA damage and repair genes in human breast, lung and prostate cancer cell lines

要旨:
ヒト由来乳癌細胞株MCF-7・ヒト由来肺癌細胞株A549・ヒト由来前立腺癌細胞株PC-3にケルセチンとチモキノンは細胞毒性を示し、DNA損傷のマーカー(H2AX・8-OH-デオキシグアノシン)を大幅に上昇した。両者とも、DNA修復遺伝子(RAD51・Ku70・XRCC1)の発現は減少した。アポトーシス蛋白質P53の発現の促進は、MCF-7とA549で見られた。