ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

アミロイドβオリゴマーが誘発したアルツハイマー病マウスの神経行動と神経化学におけるルチンの評価

Neurobehavioral and neurochemical evaluation of rutin in β-amyloid oligomerinduced Alzheimer’s disease in Swiss mice

要旨:
アミロイドβ1–42で惹起したアルツハイマー病のモデルマウスを用いる、ルチンの薬効評価。ルチン100 mg/kgの投与は、新奇探索試験にてポジコンに用いたドネペジル2 mg/kgの投与時と同等の改善効果を示した。ルチンは脳中のアセチルコリンエステラーゼとチオバルビツール酸反応性物質を低減し、GSHを増大した。この生化学的な改善効果は、ルチン100 mg/kgとドネペジル1 mg/kgが同等であった。