象牙質をケルセチン・α-トコフェロール・クロルヘキシジンで前処理した際の、万能接着剤の耐久性
The comparative evaluation of the effects of quercetin, α-tocopherol, and chlorhexidine dentin pretreatments on the durability of universal adhesives
- 出典:
- Clinical and Experimental Dental Research
- 2022
- 8
- 1638-1644
- DOI:
- 10.1002/cre2.667
- 要旨:
- 96個の健全な大臼歯を24個ずつ4群に分けた。A: 対照として処置なし、B: 2%クロルヘキシジン、C: 10%α-トコフェロール、D: 1%ケルセチン。それぞれの溶液で60秒間処置した後、万能接着剤で土台に取り付けた。各群の半分の標本12個は、24時間後にせん断接着強度を測定し、短期間の効果を調べた。また、残る12個は、6か月後に評価して長期間の効果とした。24時間後のデータは、各群に顕著な差を認めなかった。6か月後は、Cのトコフェロールのみが他群より、せん断接着強度が弱かった(P<0.05)。