ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

バナメイエビの成長と耐病性メカニズムに対するケルセチンの影響

Study of effects of dietary quercetin (Que) on growth performance and disease resistance mechanism of Litopenaeus vannamei

要旨:
バナメイエビを4群に分け、0, 0.25, 0.5, 1.0 g/kgのそれぞれの濃度でケルセチンを含む餌で、56日間飼育した。ケルセチンは、バナメイエビの成長を促し(P<0.05)、カタラーゼとGPxの活性・総抗酸化能・GHSを上昇して抗酸化力を向上した(P<0.05)。しかし、SODの活性は反って低下した。ケルセチンはまた、ホワイトスポット病ウィルスに感染した際の死亡率を低下した(P<0.05)。耐病性の説明として、同ウィルスが有するエンベロープ蛋白質と血球表面受容体の遺伝子発現を、ケルセチンが有意に下方調節した(P<0.05)。