ケルセチンは酸化および炎症のネットワークを調節して、膵癌の化学療法における薬物感受性を改善する
Quercetin improves pancreatic cancer chemo-sensitivity by regulating oxidative-inflammatory networks
- 出典:
- Journal of Food Biochemistry
- 2022
- 46
- e14453
- DOI:
- 10.1111/jfbc.14453
- 要旨:
- 膵癌の化学療法における、ケルセチンが果たす補助的な役割に関する総説。膵癌の化学療法は、酸化および炎症応答が起因する薬物抵抗性が問題点である。ケルセチンの抗酸化作用および抗炎症作用は、その解決策として期待される。本総説では、BET・TRAIL・TLR4を標的とする癌の制御における、ケルセチンの酸化および炎症ネットワークの調節と、薬物抵抗性の改善を論じる。