ケルセチンを含むウルツ鉱型酸化亜鉛ナノ粒子の合成、ヒト由来転移性卵巣癌細胞における内因性アポトーシス経路の調節
Synthesis of quercetin functionalized wurtzite type zinc oxide nanoparticles and their potential to regulate intrinsic apoptosis signaling pathway in human metastatic ovarian cancer
- 出典:
- Life Sciences
- 2022
- 309
- 121022
- DOI:
- 10.1016/j.lfs.2022.121022
- 要旨:
- ウルツ鉱型ZnOナノ粒子を合成し、ケルセチンを担持すると粒径20–25 nmの粒子が得られた。その構造は、各種スペクトロスコピーで確認した。このナノ粒子をヒト由来転移性卵巣癌細胞株PA-1に作用すると、細胞内に酸化ストレスとミトコンドリア膜電位の脱分極を与え、細胞毒性を示した。ナノ粒子はまた、内因性アポトーシスシグナル伝達経路を活性化して、PA-1にアポトーシスを誘導した。