ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンはin vitroおよびin vivoにて、クロムによる損傷からマウス卵母細胞を保護する

Quercetin protects mouse oocytes against chromium-induced damage in vitro and in vivo

著作名:
Erkan Gumus
Asli Sisko
Burcin Irem Abas
Busra Demirkan
Ozge Cevik
出典:
Journal of Trace Elements in Medicine and Biology
2023
75
127087
DOI:
10.1016/j.jtemb.2022.127087
キーワード:
卵母細胞
マウス
クロム
紡錘体
アポトーシス
ケルセチン
動物実験
要旨:
In vitro(卵母細胞を用いる実験)とin vivo(マウスを用いる実験)の両方で、6価クロムの投与は卵母細胞に、紡錘体の形成不全・活性酸素種の上昇・ミトコンドリア膜電位の上昇をもたらした。ケルセチンの共投与は、6価クロムの悪影響を軽減して、保護効果を発揮した。6価クロムは、カスパーゼ-3とBaxの発現をmRNAレベルで上方調節し、Bcl-2は下方調節して、卵母細胞にアポトーシスを促進した。これもケルセチンの共投与の共投与で逆転した。