ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)のラットにてケルセチンは、インスリン抵抗性と子宮内GLUT4・ERαの遺伝子発現を改善する

Amelioration by quercetin of insulin resistance and uterine GLUT4 and ERα gene expression in rats with polycystic ovary syndrome (PCOS)

要旨:
デヒドロエピアンドロステロン(DHEA)で惹起したラットの多嚢胞性卵巣症候群と付随するインスリン抵抗性は、ケルセチンが効果的に緩和した。DHEAが悪化したインスリン抵抗性の指標HOMA-IR値は、ケルセチンが大幅に改善した。DHEAが低下した、肝グルコキナーゼおよび肝ヘキソキナーゼの活性は、ケルセチンが回復した。DHEAが低下した、子宮中のエストロゲン受容体α(ERα)およびグルコーストランスポーター4(GLUT4)の遺伝子の発現は、ケルセチンが増大した。