ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ヒト由来肺癌細胞株A549における、ケルセチンの抗癌効果とアポトーシスの誘導

Anticancer effect and apoptosis induction by quercetin in the human lung cancer cell line A549

著作名:
Shi-Ying Zheng
Yin Li
Dong Jiang
Jun Zhao
Jin-Feng Ge
出典:
Molecular Medicine Reports
2012
5
822-826
DOI:
10.3892/mmr.2011.726
キーワード:
肺癌
A549
ケルセチン
アポトーシス
マウス
動物実験
要旨:
ヒト由来肺癌細胞株A549にケルセチンを作用すると、アポトーシスを誘導した。24, 48, 72時間後におけるケルセチンのIC50値は、1.02±0.05, 1.41±0.20, 1.14±0.19 µMであった。ケルセチン濃度1.2 µMでA549を培養した際の、48および72時間後のアポトーシス率は12.96および24.58%であった。ヌードマウスにA549を移植したモデルにて、ケルセチンの投与は腫瘍組織の成長を阻害した。ケルセチン用量が8 mg/kgの際のアポトーシス率は、44.3%であった。