乳癌に関連するエストロゲン受容体αに対する、トロロアオイ(Abelmoschus manihot)由来フラボノイドのファーマコフォアモデリングと分子ドッキング
Pharmacophore Modeling and Molecular Docking of Flavonoid Derivatives in Abelmoschus manihot Against Human Estrogen Receptor Alpha of Breast Cancer
- 出典:
- Sciences of Pharmacy
- 2022
- 1 (2)
- 1-9
- DOI:
- ?
- 要旨:
- トロロアオイ(Abelmoschus manihot)葉抽出物は、乳癌細胞の増殖を阻害する。フラボノイド成分10種の、エストロゲン受容体α(ERα)に対する親和性を分子ドッキングで調べたところ、イソラムネチン(-8.68 kcal/mol)とイソケルシトリン(-8.75 kcal/mol)が良好な結果を与えた。両者とも、ERαの結合ドメインに存在するArg394およびGlu353と、水素結合で相互作用した。また、ファーマコフォアの適合スコアは、イソラムネチンが82.36%でイソケルシトリンは84.91%であった。