ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

イチョウ葉抽出物はヒト由来肝癌細胞のトポイソメラーゼIIを阻害して、DNA損傷を誘発する

Ginkgo biloba leaf extract induces DNA damage by inhibiting topoisomerase II activity in human hepatic cells

要旨:
ヒト由来肝癌細胞株HepG2のDNA損傷を指標に、イチョウ葉成分をスクリーニングした。その結果、ケルセチンが最も活性が強く、次いでケンフェロールとイソラムネチンが良好な結果を与えた。しかし、トポイソメラーゼIIをノックダウンしたHepG2では、ケルセチンのDNA損傷作用が劇的に減少した。よって、DNA損傷にはトポイソメラーゼIIが直接関連することを示唆した。