ケルセチンとレスベラトロールは、ヒトおよびマウスのマスト細胞にて高親和性IgE受容体(FcεRI)の発現を減少する
Quercetin and Resveratrol Differentially Decrease Expression of the High-Affinity IgE Receptor (FcεRI) by Human and Mouse Mast Cells
- 要旨:
- ケルセチンとレスベラトロールは、ヒトおよびマウス由来マスト細胞の活性化を阻害した。ケルセチンは、マウス由来マスト細胞による高親和性IgE受容体(FcεRI)の発現を有意に減少させ、かつ、細胞生存率の有意な減少と関連した。ケルセチンはまた、マスト細胞を抗原で刺激した際の、TNF-αの放出も阻害した。一方、レスベラトロールはヒト由来マスト細胞にて、ERKのリン酸化と、FcεRI刺激による脱顆粒を阻害した。