ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンはミトコンドリア依存性経路を活性化して、骨肉腫細胞株MG-63にアポトーシスを媒介する

Quercetin-mediated apoptosis via activation of the mitochondrial-dependent pathway in MG-63 osteosarcoma cells

要旨:
ケルセチンは、ヒト由来骨肉腫細胞株MG-63の生存率を、濃度および時間依存的に減少した。ケルセチンは、同細胞におけるミトコンドリア膜電位を低下し、アポトーシス性蛋白質(Bax・カスパーゼ-3・カスパーゼ-9)を増大し、抗アポトーシス性蛋白質(Bcl-2)は低減した。以上の結果は、ミトコンドリア依存性の経路で、ケルセチンがMG-63にアポトーシスを誘導したことを示唆した。