ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ビワモドキ科(Tetracera sarmentosa)の植物に対するケルセチンの光保護

Photoprotective Role of Quercetin to Tetracera sarmentosa

著作名:
Aisha Idris
Alona C. Linatoc
Munir Garba
Zakiyyu Ibrahim Takai
出典:
ASM Science Journal
2021
16, Special Issue 1
196-210
DOI:
?
キーワード:
ビワモドキ
光強度
ケルセチン
抗酸化作用
植物実験
要旨:
ビワモドキ科(Tetracera sarmentosa)の植物を用いて、光強度がケルセチンの含量に及ぼす影響を検証した。マロンジアルデヒドと抗酸性酵素(SOD・ペルオキシダーゼ・カタラーゼ)の活性を指標として、日陰・半日陰・直射日光下それぞれの酸化ストレス比較した。その結果、光強度が高くなると、マロンジアルデヒドが増加し、抗酸化酵素の活性が低下し、ケルセチン含量は上昇した。従って、光強度に応じて植物はケルセチンを増大して、酸化ストレスに対抗する。