ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

パラセタモール(アセトアミノフェン)中毒はラットの急性肝障害を誘発する: ケルセチンとレスベラトロールによるmiR-155/CD45軸を介した、抗酸化物質の枯渇と肝毒性の阻害

Paracetamol Poisoning Induces Acute Liver Injury in Rats: Inhibition of miR-155/CD45 Axis-Mediated Antioxidant Depletion and Hepatotoxicity Using Quercetin and Resveratrol

要旨:
高用量(2 g/kg)のパラセタモール(アセトアミノフェン)投与は、ラットにmiR-155の発現・CD45の浸潤・肝細胞の変性・肝損傷をもたらした。しかし、予めケルセチンとレスベラトロールの組合せを投与すると、アセトアミノフェンの悪影響にもかかわらず、ALTとASTが大幅に減少し、GPxとSODは増加した。さらに、miR-155/CD45軸と肝損傷の間には、有意な(P<0.05)相関を認めた。