ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチン/1,10-フェナントロリン銅(II)錯体の、抗癌およびアポトーシス誘導メカニズム

The Mechanism for Anticancer and Apoptosis-Inducing Properties of Cu(II) Complex with Quercetin and 1,10-Phenanthroline

要旨:
ケルセチン/1,10-フェナントロリン銅(II)錯体は、強い抗癌活性を示した。すなわち、ヒト由来肺癌細胞株A549およびH1299に対するIC50値は、シスプラチンを凌駕した。銅錯体は、細胞内に活性酸素種とカスパーゼ-3および7を上昇してアポトーシスを促進するとともに、細胞周期のG0/G1とG2/Mの両方を停止した。