ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

テロメラーゼ阻害剤MST-312とケルセチンは相乗的に、DNA損傷を促進して癌細胞の増殖を阻害する

Telomerase inhibitor MST-312 and quercetin synergistically inhibit cancer cell proliferation by promoting DNA damage

著作名:
Stina George Fernandes
Kavita Gala
Ekta Khattar
出典:
Translational Oncology
2023
27
101569
DOI:
10.1016/j.tranon.2022.101569
キーワード:
ケルセチン
MST-312
卵巣癌
PA-1
A2780
OVCAR3
相乗効果
要旨:
ケルセチンとテロメラーゼ阻害剤MST-312との組合せは、それぞれの単独作用時と比べて、抗癌作用が相乗的に増強した。すなわち、ヒト由来卵巣癌細胞株PA-1・A2780・OVCAR3への阻害作用における、相乗効果を示す併用係数(CI: combination index)は0.2~0.7であった。組合せは単独作用時と比べて、癌細胞のDNA損傷がより上昇して、アポトーシスを促進した。