痛風治療薬を指向した、痛風および炎症性の標的蛋白質に対するケルセチンの分子ドッキング研究
Quercetin Based Standardization of Polyherbal Anti-Gout Remedy and Its Molecular Docking Study Against Anti-Gout and Anti-Inflammatory Protein Targets
- 出典:
- Fabad Journal of Pharmaceutical Sciences
- 2022
- 47
- 317-330
- DOI:
- 10.55262/fabadeczacilik.1085825
- 要旨:
- 尿酸合成を担うキサンチンオキシダーゼ、炎症の原因物質プロスタグランジンの合成を担うホスホリパーゼA2・プロスタグランジン合成酵素G1/H1・プロスタグランジン合成酵素G2/H2に対する、ケルセチンの親和性を分子ドッキングにて予測した。サンチンオキシダーゼは−6.4 kcal/mol、ホスホリパーゼA2は−8.0 kcal/mol、プロスタグランジン合成酵素G1/H1は−7.4 kcal/mol、プロスタグランジン合成酵素G2/H2は−8.2 kcal/molであり、いずれも高い親和性を示した。プロスタグランジン関連の蛋白質3種との親和性は、既存薬ジクロフェナクと同等であった。