ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンとフィセチンの乳癌への相乗効果、潜在的なシグナル伝達経路

Study of quercetin and fisetin synergistic effect on breast cancer and potentially involved signaling pathways

要旨:
ヒト由来乳癌細胞株MCF-7・MDA-MB-231・BT549・T47Dおよびマウス由来乳癌細胞株4T1に、ケルセチンとフィセチンの組合せを作用させた。いずれの細胞においても組合せは、それぞれの単独作用と比べて顕著にコロニーの形成を阻害し、相乗効果を示す併用係数(CI: combination index)は<1.0を示した。組合せは、MMPシグナル伝達とアポトーシス経路が阻害活性に関与している。