ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

酸化アルミニウムナノ粒子と酢酸鉛がラットに誘発した精子の質の変化・精巣の酸化的損傷・性ホルモンの混乱は、ケルセチンが軽減する

Quercetin Abates Aluminum Trioxide Nanoparticles and Lead Acetate Induced Altered Sperm Quality, Testicular Oxidative Damage, and Sexual Hormones Disruption in Male Rats

要旨:
酸化アルミニウムナノ粒子もしくは酢酸鉛をラットに投与すると、精巣毒性が誘発された。すなわち精巣の重量・精子数・精子の運動性・テストステロン・黄体形成ホルモン・卵胞刺激ホルモン・SOD・GPxが顕著に低下し、異常精子の数・エストラジオール・マロンジアルデヒドは上昇した。両者の組合せを投与すると、精巣毒性は更に悪化した。しかし、ケルセチン・酸化アルミニウムナノ粒子・酢酸鉛の3成分投与は、全てのパラメータを大幅に改善した。