ルチンは環状ヘミアセタールを生成して、アクロレインがCaco-2およびGES-1細胞に誘発した毒性を軽減する
Rutin alleviated acrolein-induced cytotoxicity in Caco-2 and GES-1 cells by forming a cyclic hemiacetal product
- 出典:
- Frontiers in Nutrition
- 2022
- 9
- 976400
- DOI:
- 10.3389/fnut.2022.976400
- 要旨:
- アクロレインは、食品加工時に生成する有毒物質である。ルチン/アクロレインを2:1で混合して、80℃で2時間処理した。その結果、環状ヘミアセタールを生成して、98%のアクロレインが除去できた。環状ヘミアセタールの安定性データとして、in vitro消化を評価したところ、83%以上の 環状ヘミアセタールが残っていた。Caco-2およびGES-1細胞に対するアクロレインのIC50値は20 µM 未満であったが、環状ヘミアセタールのIC50値は140 µMを超え、大幅に毒性を緩和した。